雨風食堂日記【甘味処 川越 あかりや店主の日々雑感】

2007年5月30日(水)

子供が夢見る職業


一方的に宣伝目的で送ってくることが多いので、ほとんどメールマガジンというのは見ないのですが、会社設立以来なぜか7年くらい読み続けているメルマガがひとつあります。ネット証券のマネックス証券のメルマガです。

といっても細かい投資情報などよりもCEOの松本大さんのコラムを読み続けているのです。平日に限りですが多忙な中、一日もかかさず長年続けているのはスゴいなあといつも感心しているのですが、その話題がとても幅広くためになります。いままで記憶に残るコラムがいくつもありましたが、先日また面白いことを書いていました。

ずばり国会議員の給料は安すぎるというのです。ちかごろも贅沢な議員宿舎に非難が浴びせられていましたが、松本さん曰く給料を年収ひとり1億円くらいにして、その中でもろもろの費用を捻出させて自由にやらせたらどうかというのです。つまり、国会議員という職業が現在の日本において花形の職業ではない(給料の面で)から、地盤・看板にたよらない優秀な人材が集まらない→これは国益として考えると危機的状況で、国会議員の数×1億円くらいは安いのではないか、という考えです。面白いと思いませんか。

どんなつらい状況でも生き抜く中で弁明や贖罪をすべきなのに、多くの子供が知りうる状況で、国のリーダー的な存在の人が自ら命を絶つような事はやめてほしいですねー。言うに及ばずですが、このままではいつになっても子供が将来なりたい職業ランキングに政治家が上位にくることは無いのでは・・・。

甘味処 川越 あかりや

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2007年5月28日(月)

ケータイサイト開設しました


週末は湿度はさほどではないものの、夏の日差しで暑かったですね~。
雨風食堂もお客様が涼を求めてたくさんお越しいただきました。前から当店では多いのですが、和服(着物)を着て来店される女性の方が最近特に増えた感じがします。この週末もたくさん見かけました。

さて先日の休みの日、すっかり田植えが終わって水が張られた田園風景を眺めながら車を走らせ、午前中ジムで汗を流したあと、午後は家に引きこもって、雨風食堂のケータイサイトを作りました。

私は以前から日記にも書いているようにウィルコムのPHSを使用しているのですが、速度は遅いもののフルブラウザなのでケータイサイトの必然性を感じなかったのですが、このところお客様や若いアルバイトスタッフのケータイの使い方を見ていて、ちょっと自分が考えていたのと現状が変わってきているなぁと思い始めました。てなわけで色々とリサーチした結果、以下のことが分かりました。

●ウィルコムではあたりまえになっているフルブラウザ(PCサイトが見られるブラウザ)がいわゆるフツーの携帯電話では、パケット定額プランなどでも料金システムがいまだに別立てになっている。→あれだけサクサク動くケータイでも、一緒の扱いにしないのは(フルブラウザ一本にしないのは)きっと公式サイト上のショッピングモールなどのビジネス的においしいコンテンツの価値を下げないためだろうなあと勝手に思ってます。

●重複しますが、定額プランもダブル定額のような段階的な定額プランが主流で、いまだにパケット量が少ないほうが得で、サクサク度からいってもページのデータ量が少ないほうが断然良い。

●ある本を読んで知ったのですが、テレビで何か取り上げたときに、それについてインターネットでさらに調べようとする時に今では常に電源の入っているケータイで調べる人が圧倒的に多いそうです。PCとテレビの融合がハード的にまだ進んでいないので考えれば当たり前かもしれないですねー。

●昨年くらいから携帯の公式サイト上でグーグル・ヤフーのモバイル検索が簡単に出来るようになっている→お客様が外でタイムリーにより多くのネット情報を検索できる状況が整いつつある。

・・・と、これはやっぱり別立てで作っとかないといかんなあと急に思い始めて、善は急げということでとりあえず完成しました。いちおう、PCサイトと同様のラインナップで通販ページもございます。あっ、この日記もモバイル用にプラグインで対応しましたので、引き続きよろしくお願いします。

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2007年5月25日(金)

あなたに不利な証拠として


ひさびさに海外ミステリーもの、書評で話題になっていたローリー・リン・ドラモンドさんの「あなたに不利な証拠として」を読みました。

短編集なのですが、2段組ということもあり意外に読みごたえがありました。主人公はすべて女性警察官で、作者が実際に制服警官だったこともあって、随所に具体的で緻密な現場の生々しい描写がありました。・・・と書くと趣味の悪い覗き見趣味的な小説に聴こえますが、この本の主題はむしろアメリカの真面目に実務にあたっている、フツーの警官の心の問題の小説です。

あとがきにも書かれてますが、作者は全警察官の中の1%の優秀な人と1%のどうしようもない人たちを除いた、98%のフツーの善良な警官の精神的な内面を、料理をつくる、酒を飲む、庭の手入れをする、恋人や友人との付き合い、上司や部下との関係といった日常を丁寧に描きながら、実はわたしたち日本人とは決定的にちがう感覚、銃社会(職業的にも常に死と隣り合わせ)のなかで精神的に病みながら生活をしているところを、全編に流れる淡々とした筆致で収めています。

たまたま読んでいる最中に、日本で犯人が民家に立てこもり、機動隊の方が亡くなられた事件がありましたが、この本でのアメリカの警官の容疑者の確保に対する厳しさ(マニュアルや銃の扱い方)を読むと全く不謹慎ながら、意識の差を感じてしまいました。

ちなみに題名は読み終わるまで気が付かなかったのですが、ミランダ警告(あの容疑者を確保する際の、被疑者の権利を読み上げるヤツです)の一部でした。

甘味処 川越 あかりや

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2007年5月22日(火)

雑誌の取材とDOMKE(ドンケ)バッグ


夏に出版予定の観光雑誌の川越特集で当店を取り上げていただくことになり、今日はスタッフの方が取材にいらっしゃいました。関西では有名な雑誌の初の首都圏版で、出版部数も10万部ということなので、おそらくだいたいの書店では見ることのできる雑誌ではないでしょうか。今のところ7月13日発売予定とのことで楽しみです 😮

女性のカメラマンがいらっしゃったのですが、撮影機材の中ですぐに目に飛び込んできたのは、使い込んで渋~い味の出た米国製のDOMKEバッグ(カメラバッグ)。私もカメラは好きで実は昔からこのDOMKEバッグに憧れていて、定番のF-2モデルを10年くらい使っています。といっても今日見かけたのは今では売っていない昔のモデル(色)で、長年、風雨や紫外線を浴びて真面目に仕事をしないと現れない(笑)、お金では買えない味が出ていました。

10年くらい前のDOMKEの製品カタログの表紙が今でも忘れられないのですが、埃まみれで擦り切れて相当くたびれたバッグが黒の背景で浮かび上がっている写真でした。おそらく報道や戦場カメラマンの最前線で使用されたバッグを使用していたのでしょうが、あまりのカッコよさにマネをしたいなあと思い、買ったばかりのF-2 をそれなりにわざとぞんざいに扱ったつもりなのですが、いまでもたいして味がでていないです(笑

そんなわけでカメラにしても、コレクションとしてケースに入れたり磨いたりしているライカより、手垢がついて角の塗装が剥げているニコンのF3の方が私は好きで、この趣味の傾向はいまでも変わりません。あぁ、それにしても今日のバッグかっこ良かったなぁ。

甘味処 川越 あかりや

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2007年5月21日(月)

セブン&アイが自社企画商品


また、経済面ネタですが、今日の新聞にセブン&アイホールディングスがイトーヨーカドーさんなどのグループ内のスーパー388店舗で飲料や加工食品などを「セブンプレミアム」と名づけたプライベートブランドで販売を開始するとのこと。

いままで一部商品にセブンイレブンのマークの入ったPB商品は見かけたことがありましたが、今回は本格的な販売で2010年度には1000点以上を展開する見込みだそうです。他の流通大手ではすでに導入しているので意外にも新聞では小さな扱いでしたが、流通業界トップ企業の戦略として食品メーカーに与える影響は相当なものじゃないでしょうか。

まあ、OEMとして食品メーカーが製造するのでしょうが、販売価格が低くなりしかもスーパーにとって利益率が高いので脅威なのは間違いないですね。実際ペットボトル入り緑茶は500mlで88円だそうです。

大きいところ(企業)はどんどん大きくなりスケールメリットを活かしてくるという構図、ウチのような弱小店でも商品の差別化がより重要になるのは言うまでもないですね。あぁ、頭が痛い:oops:

甘味処 川越 あかりや

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2007年5月20日(日)

ブルドックとオタフク


新聞の経済面を読んでいたら、ブルドックソースへの外資による敵対的TOBの解説が載っていました。

あの黒茶色のソースという調味料は日本独自の食文化で外国にはないものですが、日本人には欠かせないものですよね~。それぞれ好みがあるとは思いますが、わたしもブルドックの中濃ソースが大好きです。(中濃を湯桶読みするとブルなかのぅですよね、失礼)ちなみにマヨネーズは断然キューピー派です 😛

国内販売シェアのグラフがあって、初めて知ったのですが、第一位のブルドック(27.4%)はある程度予想できますが、第二位はオタフクソース(20.5%)だってご存知でしたかー?しかも業界再編時にはトップだったこともあるそうです。企業的にはカゴメやキッコーマンのほうがメジャーなイメージがあるのでとても意外でした。

ちょっとググってみたら、広島の会社なんですねー。主力はお好みソース。なるほど、きっと関西方面で絶大な人気があるのでしょうね。あぁ、お好み焼き食べたくなってきた~。

甘味処 川越 あかりや

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2007年5月19日(土)

藤原伊織さんと「テロリストのパラソル」


ニュースで作家の藤原伊織さんが亡くなったと聞きました。

以前からガンで闘病中というのは知っていたので、そんなに驚きはしなかったのですが残念です。

と言っても私は代表作で直木賞と江戸川乱歩賞をダブル受賞した「テロリストのパラソル」しか読んだことはないのですが、ひさしぶりにあの独特なハードボイルドの世界を思い出しました。

冷戦は終っていたものの、今ほどには世界がテロの脅威にさらされていない時代でしたから、9.11のNY同時多発テロのときはテロリズムに関して紙面に藤原さんの談話を見た記憶もあります。

主人公は全共闘世代の心の傷を背負ったアル中の中年男性で、新宿の小さな自分の店でバーテンダーをやっているのですが、その店の食べ物メニューはなんと自家製のホットドッグのみ。ただそれが絶品で、訪れる客はおかわりをしていきます。寂れた店で男が丁寧にホットドッグを作るシーンの描写が秀逸でとても印象に残っているのですが、本当に美味しそうで自分でマネをして作りました。きっと同じ行動をした読者は多かったのではないでしょうか 😀

筋書きもハードボイルドミステリーとして十分楽しめた覚えがあります。テロリストとパラソルという言葉の結びつきも未読ではなんとも想像がつきませんが、なかなか叙情的で、結末まで引き込まれる、作者の筆力を感じさせる作品です。

甘味処 川越 あかりや

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2007年5月16日(水)

孫の手-magonote


孫の手このところ、慢性の寝不足のせいか、夜パソコンに向かっても何も出来ずに夢の中。気が付いたら2時間くらい眠っていたり、画面にjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjjと同じ文字が並んでいたり(笑。好きな読書も開いては1ページも読めずにzzz。、やりたいことは山ほどあれど、なかなか進まない今日この頃です。

先日、前から欲しくて、家になかったモノ。孫の手を購入しました。たまに背中がかゆくなっても、もともと体が硬く、昔よりさらに背中に手が届かなくなったこともあって、思う存分掻くために欲しいなあと思っていたのですが、いざ購入しようとすると、はて何処に売っているんだろうと首をかしげてしまいました。っていうかハッキリと「孫の手はあそこへ行けば購入できる!」(観光地のお土産屋さんというのは無しですよー)と断言できる人はいるのかなあと思うほど不思議な商品ですよね~。

と思っていた矢先、でかけた都内の面白グッズ・雑貨屋さんで写真の孫の手を発見!あまりのユニークさに衝動買いしてしまいました。ごくフツーの木製の孫の手を購入しようとしていたので、このリアルさは新鮮です(笑。ご丁寧にマニキュアまで塗ってあって、この手が孫の手なら相当のおじいちゃんだなあなんて思いながらも、爪の絶妙な伸び具合と掻き心地に感動しています。ちなみに孫の手って英語でもそのままmagonoteって呼ばれているんですねー。

この面白雑貨屋さん、っていうか遊べる本屋さんというらしいのですが川越にもお店があって名前がヴィレッジ・バンガード。

「これを見て癒されてくださ~い」なんて書いて柳沢慎吾のブロマイドが売っていたり、一反もめんのバスタオルがあったり、独特のセレクト感覚の品揃えが豊富でとてもユニークなお店なのですが、NYの老舗ジャズクラブの名前と同じで気になってググってみたら、年商180億円超、大きい会社なんですねぇ。ちょっとびっくりしました。

ヴィレッジ・バンガードのホームページ
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2007年5月10日(木)

バベルと銃社会と日本人観


映画「バベル」を観ました。

設定は昨年のアカデミー作品賞だった「クラッシュ」と同じようなメッセージ性をもった群像劇です。
旧約聖書のバビルの塔の話「天に届くような高い建造物を建てようとして神様の怒りをかった」、人間の愚行に対するさまざまな影響を描いた作品といった感じでしょうか。

クラッシュもそうでしたが、現代社会の汚点として必ず描かれる銃所持問題。最近も米国で銃乱射の事件が相次いでますが、映画の中でも子供が絡んでくる設定は、人の親として正直言って気分的にもう観たくないなぁと思いました。開拓史時代からの銃所持の歴史、全米ライフル協会やそのロビーストの活動、前から言われ尽くされてますが、どうにかならないんですかねぇ、銃社会。

それと、アカデミー賞でノミネートされていた菊池凛子さん。まさに体当たり演技ですね。受賞はしませんでしたが、このネームバリュー的に豪華なキャスティングの中で、しっかりその無名俳優の演技をノミネートしてくるアカデミー賞の懐の深さを感じました。それとハリウッド映画で描かれる最近の日本人観。昨年観た「硫黄島からの手紙」のインプレでも書きましたが、最近の米国映画って日本人を結構忠実に表現していると思いませんか?何か配給や資本との関係があるのでしょうか。

それとエンドロールで膨大なクレジットが流れてましたが、日本でのバレーボールの試合のシーン、技術指導にヨーコ・ゼッターランドさんの名前があったのを私は見逃しませんでした 😉

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2007年5月7日(月)

集英社のブログにご紹介いただきました。


mothersday.jpgGWも終わり、雨風食堂もおかげさまで連日たくさんのお客様にお越しいただきました。

一時は店内の待合席では座りきれずにお店の外でお待ちいだだくようなこともあり、心苦しい限りだったのですが、それでも文句ひとつ言わずにじっとお待ちいただくお客様にはホントに有難いなあと感じました。
あらためて御礼申し上げます。

当店の観光ガイドHP「川越散策に行こう!」もゴールデンウィーク中は連日1000を超えるアクセス数でここのところテレビや雑誌で取り上げられる機会が多いせいか、川越を訪れる観光客はさらに増えているようですね。

話は変わりますが、先日、数々の女性誌(SEVENTEEN,nonno,BAILA,MORE,MAQUIA,LEE などなど)で有名な集英社様の女性誌ポータルサイト,s-woman.netのブログで当店のお取り寄せあんみつ&おしるこセットをご紹介いただきました!

とてもおいしそうに盛り付けの写真も載せていただき、しかもさすがプロのライターさんだなあと感服するような
紹介記事。他のお店のお取り寄せ商品もどれも魅力的に紹介されていて、ちょっと買ってみたくなりました。

しかし、集英社さんのサイトの情報量の多さ、スゴいですね。ちょっとのぞいただけですが圧倒されてしまいました 😯

ちなみに当店のあんみつですが、今年は母の日のプレゼントとしてのご注文が増えています。
サイトには書いてないのですが、造花のカーネーションをちょっとお付けする予定です。まだ間に合いますので、甘い
モノ好きのお母様にいかがでしょうか。メッセージも承りますのでどうぞ。

 
→うれいしいおいしいお取り寄せHappy Goody Please!(集英社様のブログ)
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