雨風食堂日記【甘味処 川越 あかりや店主の日々雑感】

2008年10月30日(木)

バイオハザード4


ゲーム業界で会社を経営している友人がいるのですが、彼が「バイオハザード4」はスゴいゲームだからやったほうがいいというので、子供がぜんぜん使用していないWiiでやってみました。

ゲームはすでに発表されてから3年くらい経つらしいですが、かなり評価が高いらしく、ある海外ゲームサイトでは歴代の名作ゲームの中でランキング1位を獲得したこともあるとのこと。

夜な夜な眠い目をこすりながら、ちょっとずつクリアしてやっと先日終わりました。累計29時間ちょっと。まったく何やってんだかという感じですがゲームはやはりスゴい作品でした。

前にもこの日記でプレイステーションの初期型でバイオハザードとトゥームレイダーの第1作にハマったことがあると書きましたが、それから早12年くらい・・。最初に受けたほどのインパクトはありませんでしたが、独特の臨場感や謎解きの楽しさも増し、とにかくよく作りこまれていました。そういう意味ではバイオハザードとトゥームレイダーをちょうど足したようなものでしょうか。

ホントに久しぶりにゲームに熱中しましたが、その完成度をみると、すでに娯楽としてはかなり成熟しているなぁと思いました。人やお金のかけ方もスゴいみたいですし、映画業界のようなもの。こんなゲームが3000円以下で売っていること自体驚きです。これからはただ遊びを提供するということではなく、ひとつの作品が通俗性を超えてひょっとして芸術の分野に踏み入れるようなクリエーターも出てくるのでは、・・ちょっとうまく言えないですが・・・という予感を覚えました。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:58:52
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2008年10月29日(水)

妙義山


天気が良かったので上州の表妙義を登りに行きました。

今回は車で行って、中間道(一般的な登山道)を歩きました。ちょっと紅葉は早かったようで全体的な彩りは見られませんでしたがなかなか変化に富んだコースで歩行時間の割には楽しめました。

山容からも分かりますが上の方は鎖場も多くスリリングですし、合間に現れる石門や石庇の奇妙な造形美にしばし見とれたりして、なかなか趣きのある良い山ですね~。

中間道は整備もよくされていて比較的安全なルートですが、ひとつ気になったのが大砲岩から先のルート。鎖はありますが、左側は完全に切れ落ちていてバランスを崩すと確実に転落死です。鎖を見ると安心してしまう人も多いと思いますが、あくまでも補助具。風に煽られるときもありますし、最悪どちらに落ちるかよ~く考えながら慎重にどうぞ(特に降りるとき)。

myougi1.jpg

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 18:32:36
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2008年10月23日(木)

ノーカントリー


見逃していた話題の映画「ノーカントリー」をDVDで見ました。

アカデミー作品賞をとったということだけ知っていたのですが、なかなか味わいの深い玄人好みの映画でした。

(以下ネタばれ)

手に汗をジト~っとかくようなバイオレンスを扱いつつ、決して観る側に説明的ではなく考えさせる演出。極悪非道なストーリーに少しの救いを期待する観客をあっさりと裏切り、突然訪れる結末とエンドロール。多くの人は戸惑ってこの映画の意味について「いったい何を言いたいのか」考えると思います。

芸術のひとつの技法が比喩であるならばこの作品の価値はすごく高いものですね~。私は「犯罪の動機さえ理由付けができない混沌とした現代(アメリカ)社会」を表現したいのかなぁくらいに感じたのですが、どうもすっきりしない。。後で調べたら、ある映画批評家がこの主人公のシガーは「国際社会でのアメリカの立ち振る舞いそのもの」と書いていてなるほど、と思いました。

確かに自分の中だけで完結している絶対的な規範のもとに行動するところは米国を連想させますし、ラストシーンの信号が青のところをフツーに通過しようとして(そういう米国も日常は皆と普遍的な規範の中に居るという意で)で突然横から飛び出してくる車にぶつけられるなんてのは、テロリズムを思い起こしますよね。

監督のコーエン兄弟はこの映画の解釈についてはあくまでも自分で語らないとか・・。観る側に解釈をゆだねる姿勢いいですねぇ。作品の捉え方は人それぞれでしょうが、自己批判的な隠喩を感じさせるこの映画に作品賞を与える米国の懐の深さも感じました。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:15:38
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2008年10月22日(水)

光るネコ耳


今年の川越まつりも終わり、おかげさまで大変多くのお客様にご来店いただきました。

この2日間は一年で一番忙しいのですが、喫茶店&製造販売業としては祭りの後の静けさとはなかなかいかず、製造に追われ、体の疲れ(というか火照りというか・・)が解消しない1週間です。

体感的に今年の人出は昨年より多かったのではないかと思うのですが、実際はどうなんでしょうか。そんな中、今年も子供を連れてなかば閉店間際の夜店めぐりをしたのですが、露天の商いにはいつも世相がビミョーに反映されていて面白いですねぇ。。

チョロっと回っただけなのですが、ここ数年は「じゃがバター」売りが増えたような気がします。それといつも気になる川越まつり限定?の流行っているグッズ。モヤット風ボールだったり、デカいペットボトルだったり、ウォッチングしているのが楽しいのですが、今年はやたらと光るカチューシャ風のネコ耳を見かけました。舞浜あたりで見かけるあのネズミの耳のネコバージョンです。ということで今年の川越まつり大賞はこの「光るネコ耳」に決定したいと思います。(←なにそれ?)

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:27:35
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2008年10月9日(木)

緒形拳さんと川越


俳優の緒形拳さんが亡くなりましたが、報道を聞いているかぎりではガンの外科手術をお受けにならなかったとか・・。

よく分かりませんが、手術することによって仕事に大きな穴が開いたり、演技に対する先入観を与えたくなかったとしたらスゴいプロ根性ですねぇ。

ということで、ビデオ屋さんで出演作を借りてみようと思い、緒形拳さん主演の川越が舞台の映画「鬼畜」(’78)をウン十年?ぶりに見ました。

実は作中の印刷屋さんのオープンセットは雨風食堂のすぐ近くの路地で、小さいころロケを見に行ったのを憶えています。ちょうど田中邦衛さん扮する警官が夜に印刷所を訪れるシーンを遠くから見ていたのですが、久しぶりに見る映画の中の川越の町並みはとても懐かしく、ずいぶんと時は流れたんだなぁと実感してしまいました。

肌色の東上線、関口人形さんや福岡無線さんの看板、蓮馨寺のピープルランド(という小さい遊園地があったんです)、まだ蔵を隠している一番街の町並み。なつかしー!

また杉田ガラス屋さんの湾曲ミラーに姿を映したり、川越市駅の階段をステテコ姿で駆け上がる緒形さんに改めて親近感をおぼえました(笑

松本清張原作、野村 芳太郎監督の本作品の内容は重いものですが、本質的な人間の弱さや欲深さを見事に演じている緒形さんはやはり名優ですね。それと岩下志麻さんのコワいこと・・。

たまたま今日から始まる倉本聡さんのドラマ「風のガーデン」が遺作になったらしいですが、緒形さんが望んでいなかったであろう観る側に先入観の入ってしまう演技をこの1作だけはたっぷりと楽しませてもらおうと思います。最終回の最後のシーンは12分間におよぶリハーサル無しの一発撮りがあったとのこと。しっかりと泣かせてもらおうっと・・。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 19:56:06
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2008年10月7日(火)

たまにはスタッフ紹介


いつも店主のつぶやきばかりのこの日記。

たまにはスタッフを紹介したいと思います。

彼女がウチに来てくれてから何年経つのでしょう。

最初からず~っと変わらないのですが、無口なほうなのでなかなかプライベート
なことは教えてもらえません。

ただ大阪出身ということだけは知っています。

仕事が出来てもあまりおしゃべりすぎると困ったものですが、彼女はどちらかというと
接客業としてはもう少し愛想を振りまいてくれてもいいかな?と思うほど静か。。

始めのころは単調な仕事ばかりまかせて大丈夫かなぁと心配でしたが、少しのグチもこぼさず
黙々と仕事をこなし、今ではスタッフの間でも中心的な存在。

だから仕事に関しての情熱と能力は人一倍スゴいです。

ふだんの営業でも他のスタッフから絶大な信頼がありますが、年末年始やGW、お祭り
の時などはさらに責任感に燃え、ハートに火がつくようです。

あまり外見のことを書くと怒られるかもしれませんが、背はそんなに高くありません。

どちらかというとポッチャリ系で口が少し大きいです。
でも足が細いとみんな言ってます。

お肌はツルっとしています。

年齢?いや、それは叱られるでしょう。

名前?個人情報だからまずいでしょう。

ニックネームなら教えられます。

「ドラムちゃん」。  なぜだかカタカナ。

ドラミちゃんじゃないですよ~。

えっ、ブログなんだから写真を載せろって?

ん~、では許可が出たので特別に一枚だけ仕事中の彼女の姿を一枚だけアップします。

drum.jpgサンヨー食器洗浄機  ドラムちゃん

いつもありがとー!!

甘味処 川越 あかりや

(注) 三洋電機は大阪の会社デス。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 19:00:10
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2008年10月3日(金)

無限循環


サブプライムローン問題に端を発した、ここ数週間のアメリカの金融業界の地殻変動はまさに世界経済を揺るがしてますね~。

このダイナミックな展開を渦中の人はどのように感じているのか知りたかったので、外資系証券業界に勤めている数少ない友人に聞いてみたところ、何よりもそのスピードの早さに驚いてました。確かに数年の間に起こりえるような変化がホントに数日の間に行われているような感があります。

ただ私のような素人がハタから観ているとなんとなく既視感というか、焼き直しを見ているような感じも覚えます。そんな時にマネックス証券のCEOの松本さんのコラムで我が意を得たりと思う一文を発見しました。(以下一部引用)

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9月26日    <歴史は繰り返す>

 アメリカの貯蓄貸付組合(S&L)であるワシントン・ミューチュアルが経
営破綻し、史上最大の銀行破綻となりました。

 ここ最近起きている出来事は、20年ほど前に私がこの業界に入った頃と瓜
二つです。S&Lの破綻、アメリカの金融機関の資本不足に対する日本や中東
による対応。
 一方アメリカ政府の対応は、10年ほど前に日本が不良債権処理の際に行っ
たことと瓜二つです。最終解決まで一気に行かずに、小出しに進めて、次第に
問題が大きくなって収拾が付かなくなり、ようやく次の手に出る、と云ったと
ころも酷似しています。

 歴史は明らかに繰り返すのです。何故でしょう?これは人の性質は不変だか
らだと思います。
 現代の映画、小説、ドラマを見ても、ギリシャの古典やシェイクスピアから、
根本テーマは全く変わりません。惚れた腫れた、裏切り、そして欲。世界が安
定する→金利やスプレッドが下がる→リターンが低下する→然しながら「欲」
の量は変わらない→欲を満たすリターンを得るためにレバレッジを掛けて投資
額を増やす→架空の需要が作られバブルが発生する→バブルは必ず弾ける→世
界が不安定になる→そして様々な反省と努力を経て世界は再び安定する→無限
循環。

(以下つづく)
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経済の循環の法則、おもしろいですねぇ。
しかし経済に限らずともやはり人は過ちを繰り返すのでしょうか。何事も歴史からは学べないのでしょうか。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:24:37
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2008年10月2日(木)

川越たこまつり


小学生の子供が、学校の図画の授業で川越まつりを題材にした絵を描くためにモチーフとなる写真などがあったら家から持って来るように言われたというので、山車や祭りの賑やかさがよく撮れているとっておきの画像をプリントして持たせました。

どんな祭りの絵を描いてくれるのだろうと思っていたら、なんと出来上がった絵には画用紙いっぱいに赤いタコ、タコ、タコ・・・。タコのオンパレード。あんなきれいな写真を持たせたのになんでタコなんやねん・・。

 しかし、よ~く見ると、中央の大きなタコが山車になっていて中でタコが太鼓を叩いています。背景にはたこ焼きを焼くタコ、射的をやっているタコ、海草を食べるタコ、あかりやの宣伝をしてくれているのか団子を食べるタコ。いろんなタコがいっぱいいてしかもカラフル。大きな看板には堂々と「川越たこまつり」。

理由を聞くとタコの赤い色が賑やかさを表していて、まつりイコールたこ焼きのイメージもあるとか・・。思えばいつも川越まつりは超繁忙期なので、ろくに祭りへは連れて行ってあげられず、いつも店を閉めてからちょっと出掛けて終わりかけた露天商のたこ焼きを買ってあげる程度。少し不憫に思ってしまいましたが、それ以上に子供の想像力の豊かさに感動してしまいました。

ちょっと親バカですね~。

甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 18:58:06
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2008年10月1日(水)

野球のルール


seibu.jpg先日の定休日に家族で西武ドームにライオンズのナイトゲームを観に行きました。

優勝が決まる前だったのですが、相手の千葉ロッテマリーンズもクライマックスシリーズがかかっているのでなかなか熱いゲームでした。とはいえ、所詮パ・リーグ。まばらな入りの球場は秋の涼しい気候とあいまって開放感もあり気持ち良いですね~。

持って行った弁当を食べながらビールを飲んで気ままに観戦していたら、横にいる子供がどうもつまらなそうな様子。考えてみればウチの子供は野球のルールを知りません。ちょっとここでレクチャーしようかなと思ったのですが、果たして何から教えればいいものか・・・。

野球のルールなんて男なら誰に教わるともなしに何となく覚えてきた感じがしますが、あらためて人に教えようとするととても複雑なルールだということに気がつきました。何にも知らない人間にストライクが3つでアウト、ボールは4つでフォアボール、アウトが3つで攻守交代なんて複雑ですし、ファウルは何回打っても大丈夫だけどバンドは3回失敗するとアウトなんていう例外が多すぎですよねぇ。

そもそも野球が未知の世界の人にとって、打者がヒットを打って時計と反対周りに走ることさえ不思議ですよねぇ。野球が本当に普遍的なスポーツなのか考えると、オリンピックの公式種目から外されるのもうなずけます。

だいたい昔から不思議なのですが、野球ってどうして球場によって外野フェンスまでの距離が違うのでしょう。それなのにお互いサイズの違う球場を本拠地にしながら一律にホームラン競争をしているのはアンフェアですよね。

甘味処 川越 あかりや 

 

 

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:54:27
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