雨風食堂日記【甘味処 川越 あかりや店主の日々雑感】

2007年6月30日(土)

ミッシェル・カミロ


すっかり季節は梅雨モードでムシムシの暑い日が続きますね~。

こんなときはビールでも飲みながら気の合う仲間とラテン系の音楽でも聴くのがいちばん。ということで木曜の夜、店が終わった後に電車に飛び乗り、ミッシェル・カミロのライブを聴きに行きました。

カミロはドミニカ共和国出身のピアニストで過去に2~3回ほど観ているのですが、常にサービス精神旺盛で超絶技巧プラス、いつもノリノリの曲構成で楽しませてくれます。最近のアルバムは聴いていなかったので、友人から直近作の『スピリット・オブ・ザ・モーメント』を借りて予習して聴きに行きました。CDはラテン色の濃いノリノリって感じではなく、コルトレーンやマイルスの名曲へのアプローチなど、どちらかというと奥の深いメインストリームなジャズでしたが、ライブはサービス精神の感じられる過去の曲を中心とした緩急織り交ぜた聴き応えのある内容でした。

トリオでの演奏だったのですが、キューバ出身のベースとドラスムもかなりの技巧派で、彼の過去のライブでも、また最近聴いたライブ演奏の中でもかなりレベルの高い演奏でした。それでいながら聴く側を飽きさせない曲構成。お客さんの視点を忘れていない姿勢は考えさせられました。

音楽は生活のスパイスですが、こういう良質の香辛料は定期的にふりかけたいなあと思います。

甘味処 川越 あかりや

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2007年6月22日(金)

桑田真澄さん


自分と同じ年齢の著名人というのは、どの業界の人であれ、同じ時代を生きてきたという意味で親近感が湧きます。

しかもそれが困難に立ち向かって一生懸命に生きている姿だとより一層感動しますし、声援を送りたくなります。
現39歳にしてメジャーリーガーの桑田真澄さんです。

わたしは昔、東村山市の高校に通っていて、クラブ活動が終わると友だちと自転車で山の中をショートカットして、多摩湖を渡り、頻繁に当時の西武球場に足を運んでいたくらいのライオンズファンでした。ですから、よく比較の対象になるKKコンビでは必然的に清原さんのファンだったわけですが、ここ数年の言動を見ているとすっかり最近は桑田さんのファンになってしまいました。

スポーツ観戦というのはプロセスでいかに人を感動させるか、ようするに試合の結果などよりも内容やひたむきなプレーに見る側は勇気や感動をおぼえるわけですから、まさに今の桑田さんのやっていることは文字通り多くの人に影響を与えている行為だと思います。

「ワインと同じで人間も古ければ古いなりの味がある」
「野球はすべて三振にとらなければ勝てないゲームじゃないですから・・」
「水滴もいつかは岩をも砕く、自然の水のようになりたい、日々の努力の積み重ねが大事」
どれも名言じゃないですか:!:

メディアで伝わる桑田さんの言葉はほとんど感謝の言葉、イチローや松井、松坂などの後輩から、にじみ出ている尊敬の態度もいいですね~。正直言って、あの球速ではいくら変化球が良くても、恐らく打たれる可能性が高いと思いますが、見る側にとって、結果がすべてではないです。マウンドに立っている姿だけで勇気をもらっています。

がんばれ39歳!!

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2007年6月19日(火)

初山のあんころ餅ご予約承ります!


hatuyama10gift.jpg7月13日は浅間神社の初山です。毎年、ゆかりのあんころ餅を販売しているのですが、期間限定のせいか店頭で見かけたお客様はお求めになって行かれる方が多い人気商品です。

当店のあんころ餅は毎朝搗いているお餅に自家製のこしあんを載せたものなので日ごとに硬くなってしまうのですが、添加剤等不使用なので安心してお召し上がりいただけます。

今年はご予約ページを作成しました。売り切れる可能性もあるので、こちらからご予約いただければお取り置き出来ますのでお気軽にどうぞ!

初山のあんころ餅ご予約ページ
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2007年6月18日(月)

金魚の麻のれん


noren.jpg週末は6月だというのに、多くの観光のお客様で賑わいました。今年に入ってからメディアでの露出度が高いせいでしょうか、本当に川越を訪れる方は多いですねぇ~。川越市は観光1000万人を目指すと言っていますが、まんざら実現不可能な数字ではなくなってきた感があります。

6月の週末は例年そんなに忙しくはないので、まったりモードかなあと構えていたら、そんなこんなでこの週末は天気もよかったせいか雨風食堂はまたテンテコ舞いでした。この忙しさの緩急が飲食サービス業としてはサービスの均質化を考えると、経営的な側面で人員の問題など頭を悩ませます。(どこでもそうでしょうが・・)

もちろんお客様にはそんな悩みは無関係。笑顔でサービスをしなければならないのは当たりまえ。待たせる→サービスが悪いという危機感から常に時間に追われるサービス業ですが、気分的にへこむ時もよ~くあります。

先日、麻暖簾を新しいのに替えました。夏用にちょっと涼しげなものにしようと金魚の絵にしました。落ち込んだ時にはこんなものでも一服の清涼剤になるところが面白いですね。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 4:09:22
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2007年6月15日(金)

続・雑誌の取材とDOMKE(ドンケ)バッグ


今年も、JTBさんの旅行誌「るるぶ埼玉」にお店を載せていただけることになり、今日カメラマンの方が取材にみえました。

昨年は表紙まで写真を載せていただいて、こちらとしては大変光栄ですし、とても仕事の励みになっています。実際に雑誌をご覧になって来店してくださるお客様も多く、その影響力の大きさをいつも感じているのですが、取材に来ていただくたびに、ひとつひとつのお店に足を運ぶのはさぞ大変だろうなあと思います。

今日のカメラマンさんはニコンのフィルム一眼にマンフロットの三脚、そして足元にはまた、ドンケのF-2バッグが・・。

この間のドンケは前のモデルでしが、今日のは私のと同じでした。が、床にぞんざいに置かれたそのバッグの汚れ方(ごめんなさい)、ストラップの擦りきれ方は家で大事に保管されている私の素人仕様とは天と地の差。一見してプロ仕様でした 8)

やっぱりドンケは擦り切れていないと・・と確信した一日でした(笑


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Filed under: 未分類 — 店主 @ 18:57:15
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2007年6月13日(水)

牛乳瓶のフタと親指押し


仕事をしながら、ふと昔ラジオで聴いた投稿ネタを思い出しました。たしか、「ちょっと、しまった・・と思ったこと」とかいうお題だった気がするのですが、その投稿が「牛乳瓶の(紙の)フタを指で開けようとして、昨日の晩にツメを切ったことを思い出したとき・・」とかいうネタでした。

なかなか風情のある回答だなあと思い、何十年たった今でも憶えているわけですが、今の時代となっては牛乳瓶さえ知らない子供も多いだろうし、果たして指でフタを開けるなんていう芸当はできるのでしょうか。

誰からか聞いたのですが、今の子供は携帯電話やゲームの影響で、電卓のキーを親指で押すなんていうお子さんも出現しているらしいですね~:roll:

いつの時代も昔の世代の人からは揶揄されるのが常でしょうが、指先の器用さとか経験から会得する想像力の欠如など、技術の進歩とは裏腹に人間そのもののポテンシャルは実は退化しているのではないかと指先で饅頭を包みながら考える店主でした。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:35:42
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2007年6月12日(火)

今年も「こだわりかき氷」始まりました。


kakigoori.jpg今年もGW前から「まだ、かき氷は始まらないの~?」とのリクエストが多かったのですが、実際は気温が30度を超えないとなかなか御注文いただけないので、毎年この時期になるのですが、今年も満を持してスタートです。

昨年からラインナップに加わり大好評でした「黒みつ煉乳こがし黄名粉添え」も引き続きやっております。これからジメジメした梅雨モードですがどうぞ、甘味処のかき氷で涼をとってください!

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 19:00:14
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2007年6月8日(金)

美晴さんランナウェイ


このところミステリー小説の読書が続いたので、もっとさらっと気持ちの良い小説が読みたいなあと思いつつ、好きな山本幸久さんの新刊「美晴さんランナウェイ」が出ていたので早速読んでみました。

いつもどおり歯切れが良く、センスの良い笑いとちょっとホロっとさせられるドラマメイクで一気に読了しました。お嫁になかなか行かない28歳の奔放で自分勝手な女性、だけどちょっときれいな叔母さんを同居する姪っ子の女子中学生の目線から描いた家族小説です。

ストーリーがすぅーっと入ってきて何も考えずにホームドラマを見るように気持ちがほんわかしたまま終える内容なのですが、その裏には恐らく山本幸久さんの考える「幸せのかたち」がうまーく表現されています。最近の殺伐とした事件報道や家族の絆の崩壊、それをネタにして創作をする作家は多いと思いますが、山本さんの素晴らしいのは説明的ではなく、あくまでも平易な文章で、ある家庭の日常生活を描きながらそれをちりばめているところです。

ストーリーの時代設定はとても昭和的な匂いがするのですが、どこを読んでも明らかには年代を決めつけられないところなんかも、幸せのかたちっていうのは時代を超えた普遍的なものなんだよー、って諭されているようです。

それにしてもうまい。前のインプレでも書きましたが、山本さんはもっと有名になるのではないでしょうか。ドラマ・映画化されて有名になるか、直木賞が先か?といったところでしょうか。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 23:41:46
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2007年6月6日(水)

岩切章太郎賞を川越市が受賞


先日、新聞に観光のノーベル賞と言われている「岩切章太郎賞」を全国196の候補から川越市が選ばれたと報じられました。

贈呈式は本丸御殿で行われ、選考委員長で放送作家の永六輔氏や作曲家の服部克久氏など著名人が集まったそうです。永六輔さんは自身のラジオ番組でもその時のことをおっしゃっていましたが、確かにこういう賞の贈呈式というのは受賞した側が訪ねて受賞する形式が多いと思いますが、贈呈する側が来てくれるというのは珍しいですね。

今年になってさらに観光のお客様が増えている川越の街ですが、自分の生まれ育ったところが名誉ある賞をいただくのは素直に嬉しいし、もっと多くの方に来ていただきたいとは思うものの、それと同時にこの良い意味で田舎都会的な暮らしやすい街があまり急激に観光一色に染まってしまうのも寂しいなあと感じる店主でした。

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 16:11:33
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2007年6月5日(火)

お疲れ様とご苦労様


他人にねぎらいの言葉をかけるときに、「お疲れ様」と「ご苦労様」の2種類の言葉があります。

表記上の「~様」と「~殿」も同様ですが、昔から、自分より年齢や立場的に目上の人に対しては「お疲れ様でした」を使うのが常識的だということを教えられてすり込まれているので、どうしても他の人が年長者に対して「ご苦労様です」というのを聴くと「あれっ」と少し引っかかります。

別に悪気はないのだし、言葉遣いは変化していくものなので聞き流せばいいのですが、習慣っておもしろいですよね~。

文化庁のホームページに敬語の使い分けについてのアンケート結果が載っていて、この「お疲れ様」と「ご苦労様」の使い分けについて解説があるのですが、年齢が高くなるほどそういう意識があるのかと思ったら、なんと一番使い分けているのは30代の8割強、まさに私の世代です。一番意識しているんじゃないかと思った60代以上は6割くらいなのには驚きました。

いったい、誰がわたしたちにすり込んだのでしょう:lol:

文化庁のホームページ
甘味処 川越 あかりや

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Filed under: 未分類 — 店主 @ 3:36:03
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